主力商品 2010 7 31
企業が、主力商品の価値を高めようとする行動は、
ごく自然な行動で、特に意識しなくても、そう行動するでしょう。
ところで、日本銀行(日銀)の主力商品は、何か。
それは、1万円札です。
この1万円札の価値を高めるには、どうするか。
やはり、デフレが一番いいのです。
(デフレの時代に、現金は王様となります)
次は円高でしょうか。
もちろん、主力商品の価値を高めたいという気持ちは、
人間として、ごく自然な感情であり、誰も止められないかもしれません。
しかし、「日銀栄えて、日本傾く」では困ります。
さて、日銀にも言い分があると思います。
「小泉政権時代、
我々は金融緩和でがんばってきたのに、
政府は緊縮財政だった。
これじゃ、我々がアクセルを踏んでいるのに、
一方でブレーキをかけているようなものだった。
非常に徒労感があった」
(参考)
日本銀行の株価(8301)は、リーマン・ショックの影響で、低迷していますが、
普通の投資家は、そういう低迷については気にしないと思います。
だから、一般企業のように主力商品に力を入れる政策は取らなくてもよいのです。
一般企業は、円安になってほしいと願っています。
そして、デフレも早く終わってほしいと思っています。
「日銀栄えて、日本企業傾く」では困るのです。